2020/10/30 13:16

今月の農園の人参がどうやってそだっているかについてご紹介します。栽培の特徴は一言で言ってしまうと「化学肥料、農薬をできるだけ減らしている」ことです。真面目な表現だと「特別栽培農産物」になります。これはスーパーなどで売られている通常(慣行)の栽培方法の人参に比べ、化学肥料と農薬の使用回数が50%以下ということです。※「特別栽培農産物」の認定書は農園HPのトップページ右下に記載しています。

通常の栽培方法の指針は各都府県ごとに目安として設定されていて、これは農業が環境に負荷をかけないために無作為な施肥や防除をしないための指針となっています。※神奈川県の指標はこちら。こちらの指針に従うと環境保全型農業となり、当農園でも以前からこちらの指針に倣っています。さらに当農園ではこの指針より農薬、化学肥料の使用を半分以下で栽培しており、これが特別栽培農産物になります。

人参は、特に初期の生育に時間がかかる作物です。なので、初期に無農薬だと除草に手間がかかります。雑草と区別がつかないくらいの目が出たばかりに段階から草取りに入ります。5㎝くらいに育ってやっと一安心ですが、それまでに畑を2周はします。畝の間は手押しの除草機で、時々膝をついて気を付けて抜きながらじっくり進みます。多少は雑草は生えてもいいのですが、ほったらかしにすると、草に日光を遮られてしまい、人参は育たなくなってしまいます。草の方が圧倒的に生育が早いので。また、人参のそばの雑草を、大きくなってから抜こうとすると人参も一緒に抜けてしまいます。だいたいこの時期が9月になります。時々草取りをしていると誤って人参を抜いてしまいます。そうするとふわっと人参と土の香りがします。

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